せっけんが作れない…。落ち込んでいた矢先…。休みの日にI氏から電話が来る。 I氏「今日、土曜だけど…せっけん作ってみないか?」 ボク「ああ、やってみるか。」 職場の上司としてではなく、友人を遊びに誘うノリだった。支度してせっけんを作る場所へ行く。I氏と落ち合う。目を合わせると、二人は石鹸釜と対峙する。 実は前日、ネットで作り方を調べたのだ。I氏の良いところは、知識がINPUTされると、すぐ試してみたくなることだ。反面…曜日とかは忘れてしまうのだろう。ただ、この仕事をして言える事は、この行動力によって、授産という儲からない商売がなんとかなっている事実だ。 I氏「悪いな…。Sさんの経験主義ではなくて、教科書通りの理論を実践してみたくなって。担当のキミとやってみたかったんだ。」 ボク「ああ、いいよ。作れるようになりたいからな。」
倉庫の奥で石鹸釜は、威圧感のある風貌で鎮座している。今日もこいつと付き合うのだ。 苛性ソーダの分量を量り、水を量る。廃油は既に用意してある。
点火!
油が動いてきたあたりで、苛性ソーダ水溶液投入。 ここまでは、教科書通りだ.
しかし、なかなか反応してこない。ボク達は世間話をしながら反応が来るのを待っていた。
日は南中を目指して徐々に高くなってゆく…。気温が上昇し汗をかく…。なかなか、反応は来ない…。どちらかというと…短気な二人が… 一時間も時間をつぶすのには限界があった。どちらからということも無く… 「苛性ソーダ足りなかったのかな?」 「もう少し入れてみようか」 「やっちゃえ!」 柄杓に苛性ソーダ溶液を取り入れる。 …反応は無い。
また数十分過ぎる。 「もう少し入れてみようか」 「やっちゃえ!」 柄杓に苛性ソーダ溶液を取り入れる。
何度か繰り返すうちに…
いきなり反応が キタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!
… 反応が来すぎて…釜から溢れ出てしまう。 「わー、火力弱めろ!」 火力を弱めるも何も… 溢れた油でガスが消えてしまう(T-T) 急いで元栓を締め…反応がおさまるのを待つ。
その後はいくら待っても反応せず(T-T) とりあえず、苛性ソーダ溶液は入れてしまった。 機械を回してもいっこうに石鹸になる気配は無い。
いつしか、お昼過ぎになっていた。 ボク等はカップラーメンを食べ… コーラを飲み… アイスを食べ… 油が石鹸になる瞬間を待った…。
いくら待っても石鹸になりそうに無い。 (何で石鹸にならなかったのか??せっけんが作れるようになった今でも原因はわからない)
痺れを切らしたボクは… とりあえず、牛乳パックの型に入れてみようか。 と提案した。
二人は石鹸になりそこなった油と苛性ソーダ水溶液の混じったものを牛乳パックに入れる。 … 牛乳パックは石鹸になりそこなった油と苛性ソーダ水溶液の混じったものの温度に耐え切れず…パックから次々ともれてゆく… 散々な結果になる。 (T-T)
後片付けをしながら…二人は顔を見合わせる。 もう手だけではなく服も油まみれになっている。
(あ〜無駄に休日が潰れた) と思う二人でした。 テーマ:**ナチュラル雑貨** - ジャンル:ライフ
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